カルマ解除ワークのご注意
「個人」の「多次元的カルマ」と一口に言ってもその系統は複数有り、「骨」や「血」、さらに肉体と分離された「臍の緒」に存在する肉体的器質に由来するもの、「チャクラ」や「魂」に内在されたいわゆる霊的なものなど、そしてこれらに続く肉体先祖と連動した「霊脈カルマ」といった順列が横たわっています。
少し脱線ですが、日本人は不可思議で、なぜか「臍の緒」を保管しておくならわしがありますが、「自他」の「肉体的カルマ」と「多次元的カルマ」の解除ともなる貴重なバインダーでもあります。「密教系」のお坊さんの中にはこの「臍の緒」を拝む方もおいでになります。
「イニシエ―ト」とは「秘儀参入者」と訳されたりもしていますが、その根底には大宇宙の深奥さに対する「真理を求める者」とか「求道者」又は「探求者」等の意味があると思われます。具体的には、「個人のカルマ」やそれらを集合した「全体カルマ」の波動のなかでこそ探求される意義があります。
まずは「個」のカルマの浄化、次に「個」のカルマに連動する「霊脈」の浄化とつづき、「全体」カルマへのアプローチが見えてくると考えます。
よって「イニシエ―ト」や「ヒーラー」を標榜する者は、そのスタート段階としてこのような「個のカルマ」を把握し、出来れば早期に対処した上で「イニシエ―ト」及び「ヒーラー」の道にお入りになるべきだと考えます。
「他者批判」は避けるべきでしょうが、巷に観られる「カルマ解除」などのワークやセッションは、残念ながらほとんどのものが「眉つば」ものです。「個」のカルマの浄化ができていないのであれば、それに続く先祖の「霊脈」のカルマの解除など当然できていませんし、それにもかかわらず「眉つば」の「能力伝授」を終えて第三者にまた「半端」な伝播をきたしてゆく・・・
スピリチャル界には、「悪魔」と「宗教霊」の餌食になっている方々のなんとおびただしいことでしょう・・・。「悪魔」の悪魔たるゆえんは「学ぶ」ことをよしとしないからであり、「宗教霊」の本質には「慢心」や「増上慢」「怠慢」があります。
「学んだ」結果、一つ所にとらわれぬ自分発見があり、「個」の「イノベーション」の中にあり続けることが可能です。この「精進」する姿に「悪魔」は反応し、先生役を買って出てしごいてくれるのです。自分の成長を促す先生役としては「悪魔」は最強の先生です。
この「しごき」に耐えかねて「足踏み」状態に陥ったり、「退歩」される方々が、ゆっくりと「悪魔」と手を結ぶこととなってゆくのです。そんな「共依存集団」に陥った時に、ポンポンと肩をたたく者が「宗教霊」です。この宗教霊は100年貴方を進歩の歩みから遠ざけ、ある意味安穏をくれるかに見える「救世主」にも似た、多次元に亘る巨大な意識です。本当にこのカルマから抜け出すのには何百、何千年を要することもありえます。
世に「悪魔」と「宗教霊」とのせめぎ合いの「陣取り合戦」を発見するのは意外に簡単なことです。「学習能力の欠如」「慢心」この二つの観点から観てみるとよいでしょう。「我のみをよしとする考え」「謙虚さの喪失」「変革への恐れ」等がその体質です。